対談コラム 「不妊治療に対する夫婦間の温度差」

ピアサポーター2人がテーマについて対談をするコラム。

テーマは「不妊治療に対する夫婦間の温度差」です。

ピアサポーターのえままさんと那須彩さんにお話ししていただきました。


彩:「テーマについて、えままさんのご経験を教えていただけますか?」

えまま:「わたし実は転院を繰り返していて、4つ目の病院で妊娠できました。夫婦間の温度差を埋める役割を担ってくれたのは、4つ目の病院の先生だったなと思います。」

あや:「そうなんですね。何か違いがありましたか?」

えまま:「はじめの3つの病院は、精液検査はするけど男性への指導とかはなくて。4つ目の病院は、精液検査の結果を受けて夫も診察室に入るように導いて、「自分も当事者なんだ」という意識を持たせてくれる先生でした。」

あや:「それはいいですね。男性って、、ひとくくりにしてはいけないかもだけど、妻が10回言っても聞かないこと、他の男性から言われるとスッということ聞くってパターンありますよね。」

えまま:「そうそう、うちは本当にそうでした。」

えまま:「諸々の検査結果から、もしかして夫のほうにも原因があるのかなとは思っていて、夫にも伝えてはいたんですよ。でも全然響かなくて。」

あや:「お医者さんの言うことは聞いたんだ!」

えまま:「精液検査の結果について、先生から夫にズバッと「検査結果を見ると、治療の工夫が必要そうだね」と言ってくれて。夫は相当ショックを受けてましたね。」

えまま:「わたしからすると「前から言ってるでしょ」って感じでしたが、本人はこたえたらしく「ひとりにしてくれ」とその日は別々に帰路につきました。」

あや:「もっと早く、その先生に出会えていたら治療期間も短かったかもしれないですね。

    私は転院はしなかったけど、クリニックに10人くらい医師がいて指名できるところに通っていたので、何名か先生は変えました。」

えまま:「どうでした?」

あや:「治療を始めたての頃って、わからないことも多いし、傷つきたくないし、優しい先生を選んで予約してました。でも通院を続けていくうちに、ここでは妊娠をゴールとして、結果を出すことに真剣な先生がいいなと思うようになりました。」

えまま:「そうですよね。エビデンスに基づいて、冷静に判断してくれるのって大事。」

あや:「治療においては、先生も大事なパートナーですもんね。夫との温度差で悩んでる方がいたら、「先生から言ってもらう」というのもひとつの手かもしれないですね!」


えまま:「夫との温度差・価値観のズレでいうと、ひとつエピソードがあって…。新婚旅行もせずに治療をしていたので、ひとやすみ…ということでハワイに1週間旅行に行ったんですよ。長い時間一緒に過ごすと、やっぱり不妊治療の話にはなるじゃないですか。」

あや:「面と向かってじっくり話す機会ってなかなかないですしね。話し合うチャンスですもんね。」

えまま:「」話し合っていても、治療に関して楽観的すぎてイラついて。旅の道中も、自分の欲しいもの・行きたい場所のことしか考えないように見える
夫の身勝手さにイライラが溜まって…帰宅後すぐに、夫にイスを投げつけました(笑)」

あや:「え~!」

えまま:「もちろんお互いケガはないし、今では笑い話なのですが、、、、温度差や価値観のズレは仕方ない部分はあるけど、ひとりで抱え込まずに、誰かを味方につけてズレを埋めることも大切です。イスが飛ぶ前に…。」

あや:「みなさんも、イスが飛ぶ前に!」

 対談をした2人