プレコンサポーターになりました

皆さんは『プレコンセプションケア』という言葉をご存知ですか?

プレコンションケアとは、性別を問わず、適切な時期に、性や健康に関する正しい知識を持ち、妊娠・出産を含めたライフデザインや将来の健康を考えて健康管理を行うことを指します。
そして、「プレコンサポーター」とは、プレコンセプションケアを推進することを目的とし、自治体・企業・教育機関等において、性別を問わず、性や健康に関する正しい知識の普及を図り、健康管理を行うよう促す人材 のことです。(子ども家庭庁ホームページより抜粋)

2025年、子ども家庭庁は「プレコンセプション推進5か年計画」を発表し、社会全体でのプレコンセプションケアへの取り組みを推進しています。
私は今回、その計画の中で実施している「プレコンサポーター養成講座 基礎編」を受講しました。

そもそも私がこの『プレコンセプションケア』という言葉に興味を持ったのは、私自身が無知ゆえに不妊体質になり、不妊治療を甘く見ていたためにとても苦労した経験があったからです。

こんなことになるなんて、、、何度そう思ったか分かりません。

私は若い頃に過度な食事制限によるダイエットをして、短期間で10キロ以上の減量をしました。
すると体は正直で、すぐに無月経になりました。

その時、私は無理なダイエットで月経が止まることなんて知りませんでした。
もしかしたらなんとなく聞いたことぐらいはあったかもしれませんが、本当に起こるようなことだとは思っていませんでした。
そしてその月経が簡単には元に戻らない、ということも分かっていませんでした。
また将来子どもを持つときのことなんて考えもしておらず、それよりも目の前の自分のルックスを優先してしまいました。

もう一つ、私が甘く考えていたのは、不妊治療をすれば、すぐに、簡単に、必ず、子どもを授かることができるに決まってる、と思っていたこと。
だから自分の体の状態もそれほど深刻に考えていませんでした。

このコラムを読んでくださっている治療経験者の方はもうご存知かと思いますが、実際には、不妊治療は身体的にも、精神的にも、かなり負担が大きいものです。
また時間拘束も長かったり、お金もかかるし、仕事との両立も工夫しなければならない、課題もたくさん出てきます。

大変すぎる…しんどすぎる…辛すぎる…。
私は、本当に本当に、自分の行いを悔いました。

無理なダイエットで無月経になることを知っていれば、きっとダイエットのやり方を見直したでしょう。
そして、それが将来の自分に大きな影響を与えることを想像できていれば、もっと真剣に自分の体の状態と向き合っていたでしょう。

世の中には私のように自分で自分を不妊にしまって後悔している人もたくさんいるだろうし、知らないということでもしかしたら将来そうなってしまう若い方もいるかもしれません。
もちろん、不妊の原因は1つではありませんので、元々の体質の方も多いでしょう。
でも、『知っている』ということだけで、防げることがある、と思っています。
それはダイエットのことに限らず、普段の生活習慣などにも当てはまります。
そして、不妊治療が絶対ではない、負担も大きい、ということを知っていれば、いざ治療をするとなったときに、気持ち的、金銭的、時間的、色んな面での準備ができるかもしれません。

プレコンセプションケアは今後の人生にも関わってくる大切なこと。

もっと世の中にプレコンションケアが浸透して、子どものころから学校や家庭で大切なことを学べる機会が増えるといいなぁ、若いうちから将来の家庭や子供をもつときのことを意識する人たちが増えるといいなぁ、と思うのです。

そんなことを考えながら受けた養成講座でした。

 このコラムを書いた人 

まりこ

兵庫県出身、愛知県在住。
海外生活で得た物は英語力ではなく、分からなくても動じない心。
久々の日本生活は浦島太郎。
好きなマンガはスラムダンク。

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