プレコンセプションケアの学会に参加してみた

こんにちは。不妊カウンセラーの髙田美津子です。2025年5月18日、東京の一ツ橋で開催された第24回日本不妊カウンセリング学会学術集会に参加しました。802人収容可能なホールは、ほぼ満席。日本各地から不妊症不育症に関わる医師、看護師、培養士などの医療従事者、試験に合格した不妊カウンセラー、体外受精コーディネーターたちが集結しました。
学会のテーマは「未来を見据えるプレコンセプションケア」でした。プレコンセプションケアとは、「妊娠前にできる体のケア」といったところでしょうか。妊娠前の健康状態を整え、妊娠中や出産時のリスクを減らすことを目的としていますが、現在は中学や高校の学生にも「命の大切さ、妊娠・出産について」の研修も行われています。
今このコラムを読んでいる方は、妊娠を希望されている方がほとんどだと思います。妊活中の方は、以下のことを知っておいても損はないかなと思います。
・月経の大切さ(自身の月経周期、量などの把握)
・BMIを知ろう
・喫煙と飲酒について
・葉酸は胎児の神経管閉鎖障害のリスクを減らす
・栄養を学び、運動を取り入れる
・年齢と妊娠率のデータを見る
・妊娠に至る体の仕組みを学ぶ
・不妊治療を始める方は、治療の種類を調べる
まずは自分自身やパートナーの健康があっての妊娠だと思います。そして、無事に出産、産後は心身ともに健康な状態で子育てをする。これを目指していきたいですね。
少しの学びで、少しの意識の変化で、自分や家族の健康を守れる。
ぜひ皆さんもプレコンセプションケアについて学んでみてくださいね。
● このコラムを書いた人 ●
髙田美津子
兵飛行機大好き、旅行大好き、ジブリ大好き。
26ヶ国、37都道府県を旅してきて、
1番好きな街はパリ。
街を歩くだけでワクワクします。
今は岡山市で、
不妊カウンセラーや旅ライターなどの活動をしています。
https://note.com/officehanacoco/n/nd7b5d98d9508
このサポーターの他の記事