協会員向け研修会を開催しました

不妊症不育症ピアサポーター協会では、2026年5月14日に、協会員を対象とした内部研修会をオンラインで開催しました。
講師は当会理事で公認心理師の渡邉直子氏です。

最初、接続環境の不具合で受講者にご迷惑をおかけしたところもありましたが
充実した資料のもとに、大変な学びとなりました。

当協会のピアサポーターは、「不妊症・不育症ピアサポーター等養成研修」を修了しています。
しかし、相談対応に必要な学びは、一度の研修で終わるものではありません。

不妊症・不育症に関する相談の場では、正解を示すこと以上に、相談者が安心して話せる場をつくることが大切です。
今回の研修では、相談の場で起こりやすい「沈黙」「重い雰囲気」「聴くだけの参加」
「医師に質問したいけれど聞けないという悩み」などを取り上げ、どのように受け止め、関わるかを学び合いました。

また、オープンチャットやメール相談など、実際の活動場面を想定し
、無理に励まさないこと、気持ちを否定しないこと、一人にしない関わりを大切にすることを確認しました。

ピアサポーターは、医療的な判断や治療方針を示す立場ではありません。
相談者が自分の気持ちや疑問を整理し、「自分の言葉」を持てるよう支える存在です。

不妊症・不育症の経験や悩みは、人によって異なります。

当協会のピアサポーターは、不妊症・不育症を経験した当事者でもあります。
治療中の不安、周囲の言葉に傷ついた経験、孤独感、迷いなど、経験したからこそ想像できる気持ちがあります。
だからこそ、すぐに答えを出すのではなく、まずはその方の気持ちを受け止めることを大切にしています。
うまく話せなくても、気持ちが整理できていなくても大丈夫です。
「聴くだけ」「少しだけ話す」「また必要なときに戻ってくる」ことも、その方にとって大切な相談の形だと考えています。

当協会では、相談してくださる方が「ここなら安心して話せる」と感じられる場を目指し、
これからも協会員同士で学びと振り返りを重ねてまいります。

不妊症・不育症に関するピアサポート研修や、当事者理解を深める研修についても、ご相談を承っております。